どうもこんにちは、いにしえのオタク・きりんです。
コピックに憧れていたけどコスト面で諦めていたおたく主婦が、“ほぼコピック”なイラストマーカー『Ohuhu』を入手したのでレビューします!
アルコールマーカーを使ったことがない方でも使いやすく、手が届きやすい価格。それなのに、品質はコピック並みって本当?その真偽を確かめました。
- アナログで絵を描きたいイラスト初心者
- コピックより安いイラストマーカーを探している
- 子どもが使いやすいマーカーを探している
コピックに憧れた全オタクにOhuhuをオススメしたい
スマホどころかパソコンも普及していなかった時代…推しのイラストを描いたことがあるいにしえのオタクなら1度は必ず手にする高性能画材、それがコピックです。

非オタクの中での知名度はどのくらいなんだろう…。
コピック(=アルコールマーカー)は、一般的な水性カラーサインペンに比べて次のような特徴があります。
- 塗りムラが少ない
- 発色が良い
- 程よくにじむ(グラデーション塗りができる)
絵の具を使うほどじゃないけど、色鉛筆やクレヨンとは違う雰囲気のカラーイラストを描きたい…そんな方にピッタリの画材です。
さて、そんな死角無しと思えるコピックですが、1つだけ弱点が…とにかく値段がお高い!プロが愛用する「コピックスケッチ」でそれなりの色数をセットで買おうと思うと、だいたいこんな価格になります。


36色で1万円超え…1本約370円!
相当絵を描くのが好きな方でなければ、なかなか手が出ないお値段ですよね…
しかし、絵を描くならやはり色数は揃えておきたいもの。
「絵は上手ではないけど、描くのは好き!」
「せっかく描いたから、ちょっと綺麗に塗りたい」
「お金はかけられないけど、それなりの画材を使いたい」
そんなあなたにピッタリの画材、あります!

Ohuhuの基本色48色セットを買いました
と言うわけで…
じゃーん!買いました!


48色もあると圧巻です。
お値段、3,499円(購入当時)。
なんと1本あたり約72円…!!
2022年現在、Ohuhuのイラストマーカーが買えるネットショップはAmazonのみのようです。
内容は以下の通り。

- イラストマーカー48本
- Ohuhu製小冊子
- 下敷きシート1枚
- 色見本表2枚(1セット)
- 塗り絵&塗り見本2種
- ケース1個

これが3,500円程度で買える時代が来るとは…
(いにしえのオタク感動中…)
私の買ったのは基本色が48本入ったセットです。早速付属されていた色見本表に塗ってみましょう!

私の塗り技術の良し悪しはともかく、発色いいし塗りやすい!
格安ペンにありがちな「毛先ケバケバ」も「インク擦れ擦れ」もありません。コピックと同様塗りムラも出ず、とても快適な塗り心地。

色見本表が完成しました!
Ohuhuイラストマーカーの特徴
Ohuhuのマーカー購入を検討している方は、プロ絵師YouTuber「なつめさんち」のOhuhuレビュー動画をすでにご覧になっている方も多いと思います。(見ていない方はぜひご覧ください!わかりやすい上に純粋に面白いです)
コピックを使い慣れたプロ絵師夫妻も「普通に使える!」と絶賛するOhuhuのマーカー。
- 安い(コピック価格の約5分の1!)
- 使用感は“ほぼコピック“
- 発色◎、色伸び◎
- とにかく安い(大事なことなので2回言う)
無収入の専業主婦にはありがたすぎる…
Ohuhuのデメリット「単品買いできない」
安くて使い勝手がいいならOhuhu一択じゃん!と言い切りたい所ですが、思わぬ弱点も…
それは単品で買うことができないことです。

好きな色だけ選んで買えないのは不便…。
2022年2月現在、Ohuhuマーカーはセット販売のみで、筆タイプのラインナップはこんな感じ。
色バリエーション | 筆タイプ | 色数(※) |
基本色(中間色) | 太字/細字 | 24色、48色、72色、120色 |
肌色系 | 太字/細字 | 24色、36色 |
薄色系 | 太字/細字 | 48色、80色、168色(※)、216色 |
グレー系 | 太字 | 36色 |
※全てのセットに無色透明のブレンダーペン(0番)付き
※168色は太字のみ、中間色120色+薄色48色のセット
また、この表以外にも透明ケースに入った三角軸(ペンの形が三角)の48色セットもあります。
見た目かわいい!
- セットの色数(本数)
- 細字(サインペン風)か太字(マッキー風)か
- 色の組み合わせ(基本色、薄色、寒色、肌色)
セット買いしかできないので、できる限り自分が使いやすい色や本数が入ったセットを選びたいですね。
カラーチャートの一覧がありますので、好みの色が入っているセットを探してみてください。

※大きい画像は公式ショップでも見ることができます。
Ohuhuへの不安解決!いろいろ検証してみた
コピックより断然格安で色を揃えやすいOhuhu。しかし「安かろう悪かろうなんじゃないの?」と不安になる方もいるかもしれません。
品質に納得した上で購入したいという方のために、私自身が購入前に不安に思っていたことを実際に検証して確かめました。
筆の質は?
私の購入したマーカーは片側が太字、もう片側が筆のタイプ。

筆の方はこんな感じ。

柔らかいながらもコシがあるので、コントロールが簡単です。輪郭線にピッタリ沿って塗ることも可能。毛先がバラけることもなく、とてもきれいな線が引けます。
太字はこちら。

筆に比べるとだいぶ硬め。広い面をガサガサ塗るときには特に問題なさそうですが、きれいに線を引こうと思うとちょっと難しいかな?(私が下手なだけかも)
基本色セットは色が濃すぎる?
なつめさんちの動画で、プロ絵師のお二人がおっしゃっていた「コピックに比べて色が濃い」という言葉。ペンの品質というより、セットのカラーラインナップによるものですね。
実を言うと、私は基本色ではなく薄色セットを購入する予定でした。初心者にとって、濃い色のイラストマーカーは使いにくいと思い、まずは無難に薄い色を揃えておこうと考えていました。
しかし、薄色はあくまで薄色。着色技術がとぼしく単色ベタ塗りで済まそうと思っている私には、逆に持てあます可能性が…。
色鉛筆やクレヨンでも、バランスの良い色バリエーションがある方が塗りやすい!と結論付け、あえて基本色セットを購入してみました。
その結果…

濃い色、あってよかった!
基本色といえど、超ビビット!みたいな色は数色。全体的に使いやすい色がセットになっていました。塗り絵(子ども用)を着色しているときには濃い色の必要性を強く感じます。
色見本を塗った時は「この色は一生使わないだろうな…」と思う色もありましたが(笑)塗ってみると意外と必要になることもあり、割とバランス良く使える印象です。
ただ…薄い色は本当に少ない!
特にグレー系やブルー系、何より肌の色を塗るときのベージュ系が物足りず、人物を塗る時は苦労すると感じました。
お金と収納場所に余裕のある方は、ぜひ薄色もセットで購入することをお勧めします!

特に「肌色セット」は人物画を描く時に重宝するセットです!
(後日補足)ダイソーで薄色を買い足してみました。
グラデーションは作れる?
単色ベタ塗りで済まそうとする一方で、せっかくこんなに色数があるので、やってみたいですよね、グラデーション…!
本家コピックでもグラデーションには多少コツがいるようですが、Ohuhuも同じようにグラデーションを作ることが可能です。
例えば上から下に薄くなるグラデーションを作りたい時…

- 濃色部分を塗る
- 薄色を濃色の上から塗り、下に塗り広げる
- 濃色と薄色の境部分を薄色で埋めるように塗る
- 仕上げに濃色部分を塗り足すとなお良し!
この手順を応用すると、何色でも、どんな形のグラデーションでもできます。ぜひお試しください!

結論:イラスト初心者はOhuhuでも十分に使える
ずっとコピックに憧れていた、あの日の私に伝えたい…
主婦になる頃にはこんな高品質のペンが48色3,500円程度で買えるよ…!
自分一人で使うのももちろん楽しいのですが、ここまで安いと子どもにもガンガン使わせてあげられるのが嬉しい!
うちの6歳の娘も大喜びで塗り絵に使っています。
ちょっとした落書きに、子どもとのお絵かきタイムに、日々のオタク活動に…

幅広いシーンで活躍するケース付きのイラストマーカー、Ohuhu。
あなたに合ったセットを探してみてくださいね!
憧れの216色セットでさえ2万円切ってます…。

値段より置き場所の方が問題だな…