ポット型浄水器ブリタのカートリッジがリニューアルしたようです。そしてなぜか交換時期が従来の8週間から大きく短縮され、4週間に1回交換という表記が…!?
経済的なはずのブリタですが、カートリッジが高くついたら元も子もありません。
ブリタユーザー歴2年の主婦・きりんが、ブリタの「マクストラプラス」シリーズのカートリッジについてまとめました!
- ブリタのカートリッジに選び方がわからない
- 交換時期を知りたい
- 並行輸入品ってなに?
いつものようにざっくり解説しています。

安心してください…
使い方によっては4週間以上保ちます!
結論:「4週間に1回の交換」はあくまで目安
ブリタのポット型浄水器はカートリッジの交換が必須です。
ポット型は「マクストラプラス」シリーズのカートリッジを使用します。
2年前にアルーナXLを買った時は、カートリッジの交換期限は8週間(約2ヶ月)となっていましたが、どうやら仕様が変わったようです。
現在は「交換目安:4週間に1回 (1日5.3L使用の場合)」と表記されるようになりました。
さて、ここで疑問。
我が家が一日にろ過する回数は多くて2回。量にして約2.5リットルです。

これって目安の半分量だな…
1個あたり数百円もするカートリッジ、できるだけ長く使いたい!
調べてみると、よくある質問の中に同様の内容がありました。
Q:一日5.3リットルの使用で4週間の交換頻度ということですが、4週間で150Lも使用しなければ8週間交換でも衛生面で問題ないでしょうか。
A:衛生上の観点では問題なくお使いいただけます。
ブリタ公式ページ「よくある質問」より
マクストラプラスはDIN 10521に基づいて8週間にわたり微生物検査を実施し、衛生上問題ないことが証明されています。

いいんだ…!
ただし、カートリッジ残量を表すLEDライトは4週間設定なので、自分でカウント&自己責任で使用しましょう。

登録の際は外箱のJANコード(バーコード下の数字)と、同梱されているコード(小さな用紙)が必要です。登録前に廃棄しないように気をつけて!
購入後にぜひ登録してみてくださいね。
「マクストラプラス」2種類のカートリッジの違い
久しぶりにカートリッジを注文しようと公式サイトを見ると、なんだか見慣れない名前がついています…
- Pure Performance (ピュアパフォーマンス) カートリッジ
- Expert for hot drinks (エキスパート) カートリッジ

常温でも加熱でも使うんだけど、うちはどっち…?
細かく見てみましょう。
Pure Performance (ピュアパフォーマンス) カートリッジ
こちらは常温・冷蔵・加熱に関わらずどのような使い方でも美味しく飲める、とのこと。
新規で買った浄水ポットに同梱される標準的なカートリッジです。
- 飲み物から料理まで幅広く使用したい方におすすめ。
- すっきりとした味わい*
- 主な除去物質:塩素、鉛や銅、除草剤、農薬、医薬品などの不純物**
- 軟水、中硬水に最適。
- 除草剤、農薬、医薬品など、特定の微量不純物の低減**
- 塩素、揮発性有機化合物、臭いのもとになる物質の低減***
*DIN 10521の条件に基づいた試験結果による
**水道水に含まれている場合。QFT研究所によるNSF/ANSI 401に準拠した試験結果
***JIS S 3201に基づいて測定した試験結果
Expert for hot drinks (エキスパート) カートリッジ
こちらは加熱して飲むお水に適しているとされる浄水カートリッジ。
- 温かい飲み物(紅茶、緑茶、コーヒーなど)がまろやかな味わいに。
- 主な除去物質:塩素、水アカ、鉛や銅などの金属類
- 水アカの除去率が50%向上*
*マクストラプラス Pure Performance (ピュアパフォーマンス) との比較。
(DIN10521の基準による)
ピュアパフォーマンスのカートリッジに比べると、除去物質の数が少ないような…?
軟水か硬水かで使い分けるべし
ブリタ公式によると、エキスパートカートリッジの力が特に発揮されるのは硬水を浄化する時。
「ブリタ」が生まれたドイツは硬水圏なので、このように水アカ予防に特化した仕様のカートリッジは需要があるようです。
ブリタはヨーロッパに住む日本人にも大人気!
硬水で炊くと硬いご飯も、ブリタで浄水したお水で炊くと柔らかく美味しく炊けるのだとか。
どちらにしても、日本のお水はほとんど軟水なのでそこまで需要はないかな…?

マクストラプラス Pure Performance
水道水が軟水の地域に住んでいる方
飲み物から料理まで幅広く使用したい方
マクストラプラス Expert for hot drinks
水道水が硬水寄りの地域に住んでいる方
コーヒーやお茶など温かい飲み物に使用したい方
並行輸入品と日本正規品、なにが違う?
ドイツのメーカー、ブリタ。
海外メーカーの商品なら、どんなジャンルのものでも「並行輸入品」と「日本正規品」の両方が出回りますよね。
並行輸入品 = 海外仕様
日本正規品 = 日本仕様
ブリタのカートリッジにおいては、並行輸入品と日本仕様品では浄水能力に大きな差があります。
「並行輸入品の方がカートリッジの交換期限が長くて安い!」という報告もありますが、これは国ごとの検査基準の違いによるものだそう。
日本仕様品では「浄水フィルターを150L(1日5.3L使用の場合4週間が目安)で交換」することで、フィルターの品質を最適に発揮できます。
また、サポート内容にも違いが。
ブリタジャパンが保証してくれるのは日本正規品のみです。
BRITA Clubのポイントも日本正規品のみに付加されますので、購入の際は注意しましょう。
最適なカートリッジで美味しい水を楽しもう
結論:
日本で使うなら「日本正規品」の「ピュアパフォーマンスカートリッジ」が主流。
好みにもよりますので、ぜひ色々試してみてくださいね!
