資格も実績もない専業主婦でもできるデータ入力系の内職「商品登録」。
そもそも何のデータをどこに入力するの?という在宅ワーク初心者さんのために、クラウドワークで業務受注した実際の経験を踏まえてご紹介します。
「商品登録」はiPadでも可能、ただしパソコン推奨
結論から言うと、商品登録自体はiPadでも可能です。
しかし、前提としてクライアント(業務依頼者)とよく打ち合わせをしてください。
なぜならノートパソコンじゃないとできないこともたくさんあるからです。
- 指定されたソフトがパソコンでしか使えない
- データの共有がOffice系(iPadでは有料)
- WEBサイトのレイアウトが異なる
- 使用できる機能が制限される
- マウスや複数タスク起動の観点で、パソコンで作業した方が速い
上記の理由から、キーボードを接続したiPadでも受注を断られる可能性があります。
「こういう方法で効率よくできるので、iPadでやらせていただけませんか?」とお伺いを立ててみるのも有りですが、クライアントも経験が無い場合はやはり断られる確率が高いでしょう。
私も、最初はノートパソコンで作業をしていました。
しかし受注後になって諸事情で使用できなくなってしまったため、クライアントに事情を説明し、iPadでの作業を許可していただいたという流れです。
案件を探す時は、「スマホ・タブレット不可」と明記してあるものは避けたほうが賢明です。
外付けキーボードは必要?
商品登録をはじめとするデータ入力は、外付けキーボードがあればかなり効率が上がります。

逆にキーボードがないと難しいかも…。
文字の入力はiPad内蔵のキーボードでも可能ですが、コピー&ペーストなどはキーボードショートカットを使うと作業が早くなります。
iPadの外付けキーボードといえばmagic keyboardが有名ですが、文字入力やショートカットを使うだけならもっと安いキーボードでも大丈夫。
ちなみに私はBluetooth接続のこれ使ってます↓
- ケースと一体型
- タッチパッド付き
- あまり重くない(410g)
- 充電長持ち(経験上1日2時間使用で2週間は充電いらず)
帰省の時やお出かけの時も軽々持ち運び可能。気に入ってます。
iPadで使えるキーボードをまとめた記事もありますので併せてどうぞ。
商品登録業務の大まかな流れ
では実際にどのような作業内容なのか、簡単に解説します。
私が受注した業務は、『BUYMA』という海外ブランド品に特化したショッピングサイトへの商品登録です。
以下の内容は、クライアントの業務方針や商品登録サイトによって多少異なる可能性がありますが、おおよその流れは同じだと考えて大丈夫です。

クライアントさんは私と同じ子育て主婦だったので、親近感湧きました!
スプレッドシートで登録する商品をチェック
クライアントは、BUYMAで売りたい海外ブランド商品を事前にリサーチし、スプレットシートにリストアップしてくれています。
リストの主な項目は、
- 公式ショップのURL
- モデバ(「モデルバイヤー」の略)URL
- 商品原価
- 輸入にかかる金額
- 売値 など…
私たち出品作業者は、このリストをもとに商品登録をします。
モデバ(モデルバイヤー)とは…
扱いたい商品をすでに出品している他のBUYMAバイヤーのこと。
売れているモデバのページを真似して出品ページを作成し、効率よく集客する狙い。
商品登録要員は常に数人いることが多く、リストアップされたものを早いもの勝ちでどんどん登録していきます。
海外公式ショップから商品の画像をダウンロード
登録する商品を決めたら、まずは公式ショップへアクセスして該当商品の画像をダウンロードします。
画像は多いほどいいので、商品が写っている画像は全てダウンロードします。商品によっては10枚以上になることもありました。
画像を加工(トップ画像、商品画像)
商品ページに表示させる画像を加工します。
Amazonのショップ画像をイメージしていただければわかると思いますが、まずは表紙となるトップ画像、そして商品の細部やカラーごとの画像が必要です。
それぞれトリミング、テキスト挿入などの加工をします。
この部分もクライアントの好みによって加工方法が変わりますので、事前にしっかり打ち合わせしましょう。

私のクライアントさんはシンプルなトップ画像がお好きだったので、特に装飾はせず黒枠や簡単なコラージュ、ブランド名をテキスト挿入するのみでした。
コラージュだけでなく本格的に合成した商品画像を作りたい場合は、「合成スタジオ」というアプリがおすすめ!
使い方を詳しく解説した記事はこちら。
『BUYMA』の商品登録ページで商品の詳細を入力
ここからようやくデータ入力業務です。
先ほど加工した画像をアップロードし、商品情報を出品フォームに入力していきます。
この部分はメルカリやラクマなどのフリマサイトを利用している方ならイメージしやすいと思います。
- ブランド名
- 服・小物・アクセサリーなどのファッションジャンル
- 形状・素材などのタグ付け
- 色、サイズ
上記のような内容を、モデバページをお手本にて登録していきます。
商品紹介コメント欄には、英語やフランス語で表記された公式ショップの説明文を翻訳して入力します。
翻訳ツールがあるのでさほど難しくはありませんが、たまにおかしな日本語になるのでうまく訂正する必要がありました。

少し考える必要があるのはこの商品紹介欄の記述だけです。
あとはひたすらお手本やリストの通りに入力するだけでした。
輸入元の国名、注文からお届けまでの日数を選択し、販売価格を入力して完了。
内容確認後、登録
あとで修正できる部分もあれば、一回登録すると修正不可の欄もありますので、登録前にしっかりと確認します。問題がなければ登録。
商品ページをスプレッドシートに貼り付け
最初に見たスプレッドシートに、自分が作成した商品ページのURLとタイトルを貼り付けます。
出品した商品の欄に、作業者である自分の名前を入れて、1件完了。
商品登録業務の報酬相場は?
クラウドワークスでよく見る報酬額は「1件50円」です。
業務説明文に「慣れたら1件5分でできます」と書いてあることが多いのですが、5分でできるのは色やサイズのバリエーションがない小物です。実際は1件10分はかかると思ってください。
良心的な依頼者であれば、カラーが4種類以上あれば2件換算してくれることもあります。こちらも事前によく確認してくださいね。
最初の1ヶ月は、平日の夜間2時間ほどを費やして100件登録できました。出品依頼は毎日リストアップされていたわけではないので、実質稼働日は15日程度です。

時給換算で250〜300円ぐらいでしょうか…
ちなみにクラウドワークス経由で受注すると、システム手数料(報酬の20%)と振込手数料(楽天銀行税込み105円・他行税込み525円)が取られますので、その計算もお忘れなく。
iPadで商品登録業務をするときのおすすめアプリ・ツール
素のiPadではできないことを可能にするのが、優秀なアプリの数々です。
出品作業をする際、私が実際に使ったアプリとツール(全て無料!)をご紹介します。
MOLDIV-画像加工
画像のコラージュ作成とテキスト挿入に常用していました。
コラージュ枠のデザイン、枚数、配置などが感覚的にカスタマイズできます。
指定されていたテキストフォントが使えたのが決め手でした。
有料版は広告削除の他にコラージュ枠の種類が増えたり、画像加工フィルターの種類が増えます。私は無料版で十分でした。
iDIG–画像一括ダウンロード
iPadでは基本長押しすると画像を保存できますが、商品によっては何十枚も写真があるので、そんな時はこのダウンローダーを使用しました。
ブラウザごとでまとめてダウンロードできますし、ダウンロードしたくない画像は除外することもできるので便利です。
Deep L翻訳
翻訳サイトの中では最強と言われるDeep L翻訳。
商品紹介文を作成するのに大変重宝しました。
紹介文だけでなくサイズや素材等の専門用語も翻訳可能。
比較的正しい日本語に翻訳してくれます。
どこの国の言葉かわからない言葉も自動判別して日本語に訳してくれる、とても賢いツール。
※ちなみにアプリもありますが、あえてブラウザ版を使用しました。ブラウザタブを切り替えるだけで使用できるので、スムーズに作業できます。
iPadで商品登録業務をするときのテクニック
事務作業をする上では、どうしてもパソコンより劣ってしまうiPad。
少しでも能力差を埋めるために、極力効率的にやりましょう。
商品は10件ぐらいまとめてやる!
これはパソコン作業でも同じことが言えるのですが、1件ずつ画像保存、画像加工、商品登録…とやっていたら、下手したら1件30分かかることも。
今日10件やる!と決めたら、画像ダウンロードから始まる全ての工程を10件分まとめてやってしまいましょう。
画面を切り替える手間も省けて格段にスピードアップします。
画像トリミングはiPad標準搭載の写真アプリでもできる
先ほど紹介したMOLDIVアプリでもトリミングはできますが、iPad標準の「写真」アプリでもトリミングは可能です。
ちょっとモデルの顔部分を切ったり、アイテムを目立たせる構図にする程度なら写真アプリで十分。
過去商品のコピーで登録作業を短縮する
おそらくクライアントはすでに何十件、何百件も商品を登録しているはずです。
BUYMAの出品画面では、過去の登録内容から同じブランド・同じジャンルの記事をコピーして使いまわせます!
色バリエーションやサイズも、同じような物をすでに登録していた場合は使いまわせることがあります。
iPadの「マルチタスク機能」を活用する
パソコンとiPadの大きな違い…それは複数のアプリ(ソフト)を小窓表示にして、デスクトップ上に同時に表示できないこと。
複数の…は現段階では難しいですが、2画面であれば可能です。
Split View機能やSlide Over機能をうまく利用しましょう。
私も実際、モデバページの内容を見ながら商品登録する時にこれらの機能を利用しました。
事務作業をする時にとても便利です!
iPadで副業するなら、クラウドワークスへ登録しよう
この他にも「データ入力」の募集案件は複数あります。
ぜひご自身にあった業務を見つけてください!
登録するなら、まずはクラウドワークスがおすすめ。

しかし上述した通り、商品登録はiPadでもできるけどパソコン推奨です。
iPadはすごく便利なんですが、案件募集数は本当に少ないです。
「どうしてもiPadだけでなんとかしたい…!」
そんな私と同じ強い意志を持つ奇特なあなたは、ブログを運営するのもおすすめです。
もちろんiPadでブログを運営するときも、外付けキーボードで効率が爆上がりします!

おしゃれなキーボードがあれば、単調な作業も楽しくできそう!
データ入力の他にも、iPadでできる作業はたくさんあります。


あなたに最適な副業がみつかりますように。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
主婦だけど、スキルアップして在宅ワークの幅を増やしたい…
そんなあなたにはWEB完結型スクールシーライクスをお勧めします。
